陽あたり良好

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正式なタイトルは「陽あたり良好!」である。「陽あたり良好」はあだち充原作の学園青春漫画、及びそれを原作としたテレビドラマ、アニメの事を指す。

概要

『週刊少女コミック』(小学館、1980年2号~22号、24号~1981年15号)にて、掲載された少女漫画。連載終了後、実写ドラマとアニメでそれぞれ映像化された。原作漫画のストーリーは登場人物達が野球部で甲子園を目指す第1部と、それ以降の日常が描かれる第2部に分けられる。 1981年週刊少年サンデータッチを連載開始するに辺り「第二部 完」と描かれ連載終了したが、その後の展開は小説版とアニメの後半以外は書かれる事はなかった。

あらすじ

地方から上京した岸本かすみは叔母が経営するアパート「陽だまり荘」に下宿して、明条高校へ通学する事になる。そこの住人の高杉勇作が気になる反面、遠恋相手の村木克彦との間で揺れ動く。

テレビドラマ版

1982年春から半年間日本テレビ系日曜日夜8時のテレビドラマ枠(一部地域は日時差し替え)で東宝製作・半年全19話が放送された。作品の都合上、主人公を高杉勇作へ変更。様々なオリジナル要素を取り入れ、アニメ版が固執した野球は僅か二話でバッサリと切り、飽くまで陽だまり荘の騒動期に徹していた。 しかし裏番組が強敵の激戦区だった事もあり視聴率は苦戦。本作で日本テレビ夜8時台のドラマ枠の最終作となり、放送枠は廃枠となってしまった。

テレビアニメ版

-1987年から1年間フジテレビ系日曜日夜7時のアニメ枠(一部地域は日時差し替え)で東宝グループタック製作で一年全48話が放送された。前番組「タッチ」の後に続けと放送し、前半こそは高視聴率を獲得したものの、原作終了後のオリジナル展開が2年目以降の放送を想定した伏線とは言え、何か取って付けた様な展開で視聴率は低下。結局一年限りで終了が決まり、三角関係はかすみが勇作を選び決着を迎えるものの、強引な丸投げエンドは一部視聴者を怒らせたと言われている。 -その後劇場版が製作されるも、アニメの真の結末ではなく、番外編で逃避した為、本作の評価を大幅に落とす事になり、「未完の駄作」と評するファンも居る。

アニメ版最大の汚点

-アニメ版最大の汚点は後半の展開で、「廃部の危機を迎えた野球部を救う為、陽だまり荘の面々が再び野球部へ入部し、克彦監督の指導の元甲子園出場を目指す」と言うもので、筋なら話を広げたならキチンと収束させるもので、スタッフはこれで2年目、3年目の放送を想定していたと思われる。 しかし、一年限りでの放送終了が決まった為、この伏線は破棄される事となっただけでなく、劇場版でも決着が付かなかった。 -もしも、劇場版完結編か、2年目か3年目で完結させたら、そこで初めて原作を超えたと評価を上げていただけに悔やまれ 汚点と言える。 -2年目以降も続いていたら高2の夏に出場で同秋完結か、高3の夏に出場で同秋完結の何方かになったとと思われるが、後者だったら、尺の確保に苦慮したに違いない。